2019年12月のNRW.BANK.ifo景況感指数はさらに上昇した。現況をポジティブに評価する回答が引き続き多数を占め、その数は前月比で増加。また今後の先行き動向でも、直近5ヶ月間に見られた懐疑的な見方が、慎重ながらも楽観的な見方に移行した。
製造業の景況感は12月も回復基調を維持した。現況評価は若干下がったものの、先行きに関しては直近9ヶ月に見られたような懐疑的な見方は弱まった。建設業では継続していた好況が明らかに大きく落ち込んだ。現況評価が悪化したのみならず、先行き動向でも再び悲観的な見解が強まった。小売・卸業の景況感も前月比で悪化。現況への満足度は減少し、今後の展望についても懐疑的な見方が増加した。これに対し、サービス業の景況感は若干の改善を見せた。現況評価は再び若干上昇し、また先行き動向でもポジティブな見方が前月比で増化した。