ドイツ、そしてまたNRW州のスタートアップシーンはこの10年、活況を呈して来た。多くのベンチャー企業がコロナの難局を切り抜け、事業ターゲットを通信、学校教育、健康、産業向けのデジタルソリューションに設定し直し、勢いに更に弾みをつけている。

2022年から2027年を対象に策定されたNRW州の連立協定、いわゆる「NRW州の未来協定」は、NRW州をヨーロッパ初の気候ニュートラルな産業地域にすることを目標に掲げている。気温上昇の1.5度抑制対策を基に、できるだけ早く気候ニュートラルな達成を目指す計画だ。

プラスチック廃棄物は、現代社会における最大の問題の一つである。温室効果の主因の一つであるプラスチック廃棄物は環境に致命的なダメージを与えている。毎年何百万トンものプラスチックが生産されているが、リサイクルされ再利用されているのはほんの一部だけだ。残りは埋立地や自然界に放置され、何十年、何百年かけてやっと分解される。

「Ferkeltaxi」の愛称で親しまれたレールカーから超モダンなICE高速列車まで、NRW州クレーフェルト市では125年以上にわたり列車が製造されてきた。1898年3月16日、ユルディンゲン車両工場株式会社として同地に設立され、その後、1989年、シーメンス・モビリティ社に引き継がれ、125年もの間、鉄道車両を製造し続けてきたのだ。

 NRW州のアーヘン工科大学(RWTH)工作機械研究所（WZL）は、日本でも古くから名が知られた研究機関であり、基礎研究のみならず、生産合理化のためのアプリケーション開発も行っている。

NRW州の5GネットワークICNAP(International Center for Networked, Adaptive Production)は、オープンな研究プラットフォームとテスト環境を提供。デジタル生産技術とその実用化の新コンセプトを研究し、また実際の条件下でのテストが可能。ICT技術の新手法の開発はインダストリー4.0の未来へ続く道を切り開く。

磁気ハイパーサーミアで中空臓器がん治療をサポート:…

3月23日、NRW州 ウクライナ復興をテーマにビジネス会議を開催：NRW州はドイツ最多22万4000人以上のウクライナ難民を受け入れ

今年のテーマは「経済の原動力としての貿易・サービス業・産業における持続可能性」- 恒例デュッセルドルフ「日本デー」の経済イベント

NRW州の水素・燃料電池関連企業が、東京ビッグサイトで開催されるFC EXPO(会期：3/15〜3/17)に合わせ来日し、東京都企業と今後の連携を図る。