実際に世界各国の消費者は、持続可能性やリサイクル可能か否かという点に関心を持っており、コップやストローのような製品ではプラスチック製ではなく紙製であることを求めているのが現状だ。さらに、法規制は全世界でますます厳しくなっており、そのため、企業は今、使用している包装に関する設計を見直す必要に迫られているのだ。現在利用されているコート紙(コーティング加工された紙)は「良かれ」と思っての対策方法であったに違いないが、残念ながら誤認されている場合もあるのだ。では何が誤認されてきたのだろうか?
現在のコート紙のパッケージの多くは、従来の紙リサイクルシステムでは処理できないポリエチレン(PE)層を含んでいるため、現実、リサイクル不可能なのだ。
この問題解決の糸口になるのがドイツ化学メーカー ヘンケル社(本社: NRW州デュッセルドルフ市)のEPIX® 技術だ。同技術はリサイクル性を維持しながら強力なバリア性能を可能にする設計となっている。この技術革新を駆使することにより、持続可能性に妥協することなく、紙ベースのパッケージに必要な性能特性を付加できる。
ヘンケルのEPIX®技術は、紙製包装材の機能性と特性を向上させ、バリア保護、断熱性、耐衝撃性などの利点を提供している。こうしてEPIX®技術を活用することで、紙コップ、紙容器、電子商取引パッケージなど、さまざまなアイテムの改良が可能となる。食品容器や紙コップのような一般的な使い捨て商品でも、EPIX®シリーズは優れた耐水性、耐油性を備えている。また、断熱性や耐衝撃性の向上が可能なコーティングシリーズもラインナップされている。
もし現在ご使用の持続可能な容器/包装をさらに改良・強化したいとお考えの際は、弊社 – NRW.Global.Business Japanにお問い合わせください。ヘンケル社の担当者をご紹介いたします。
「EUの新容器包装規制2025」に関する情報は、弊社ニュースレター記事を参照 →こちら
参考資料1 2 写真コピーライト: Henkel Japan